「英語の長文を読んでも頭に残らない…」ADHDのある中学生が長文を読めない理由と読み方
英単語も基本的な文法もある程度わかる。
一文ずつ読めば意味も取れる。
それなのに、長文を読み進めると「さっき何が書いてあった?」となり、話全体がわからなくなることはありませんか。
この場合、足りないのは英語の知識だけとは限りません。
前に読んだ情報を一時的に頭に置きながら、次の文と結びつけるところに負担がかかっている可能性があります。
途中で注意がそれると、英文は読めていても文と文のつながりが切れることもあります。
そこで試したいのが、長文の内容を全部覚えたまま読もうとせず、つながりを確かめるために必要な情報だけを目に見える形で残す読み方です。
「Tom→図書館」「本なし」のような短いメモ、代名詞を結ぶ線、接続語につける印を使い、頭の中で同時に扱う情報を減らします。
これは、ADHD(注意欠如・多動症)のある中学生全員に共通する正解ではありません。
メモを書く方が大変だと感じる人もいます。
この記事では、実際の英文を使いながら、今すぐ試せる読み方を紹介します。
自分に合いそうな方法を一つ選んで使ってみてください。
最初から全部の方法を使う必要はありません。
まずは、次の三つのうち一つだけ試してみましょう。
- 人物の名前に丸をつけ、heやsheと線でつなぐ
- butやbecauseを四角で囲む
- 一つの段落を読んだら、余白に「誰が・どうした」を2〜6語で書く
どれを使えばよいか迷ったら、最初は3の短いメモがおすすめです。
前の内容を忘れても、メモを見ればその場所から読み続けられますよ。
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英語の長文が頭に残らないのは「英語ができない」からとは限らない

英語の長文が読めないときは、どこで理解が止まっているかを分けて考えることが大切です。
一文の意味はわかるのに全体がつながらない場合、単語帳をやり直すだけでは困りごとに合わないことがあります。
一文ずつなら意味がわかるのに長文になるとわからなくなることがある
まず、次の二文を読んでみてください。
Aya went to the school library after class. She wanted to find a book about space.
「アヤは放課後、学校の図書館へ行きました。
彼女は宇宙についての本を見つけたいと思っていました」という意味です。
一文ずつなら、それほど難しくないでしょう。
しかし文章が続くと、読むたびに新しい情報が増えます。
「SheはAya」「図書館へ行った理由は宇宙の本を探すため」と前後を結びつけなければなりません。
さらに別の人物が登場し、butやbecauseで話の向きが変われば、覚えるだけでなく情報を整理し直す必要もあります。
一文を訳せる力と、複数の文から一つの話を組み立てる力は同じではありません。
長文になった途端に難しく感じても、それだけで「英語が全然できない」とは判断できないのです。
「読めない」と「読んだ内容をつなげられない」は分けて考えよう
長文で止まる場所を、次のように確かめてみましょう。
- libraryの意味がわからないなら、主な課題は単語かもしれません。
- wanted to
findの形がわからないなら、文法や一文の組み立ての確認が必要です。
- 二文を別々に訳せるのに、Sheが誰かわからないなら、前後をつなぐところで止まっています。
- 読み終えた直後に「どこへ行った?」と聞かれて答えられないなら、読んだ情報を覚えておくところで困っているのかもしれません。
同じ「英語長文が読めない」でも、必要な練習は違います。
この記事が主に扱うのは、単語や一文の意味はある程度わかるのに、先へ進むと前の内容が抜けてしまう場合です。
問題集で止まったら、その文の横に「単語」「一文」「つながり」のどれかを書いてみましょう。
単語を覚え直すべきか、この記事の読み方を試すべきかが見えやすくなります。
ADHDの特性は英語の長文を読むときにどう関係する?

長文を読むときは、前に読んだ内容を少し覚えておき、次の文とつなげます。
ADHDのある人の中には、この作業に負担を感じる人がいます。
ただし、ADHDがある人全員が英語長文を苦手とするわけではありません。
前に読んだ内容を覚えながら次の文を読む必要がある
ワーキングメモリとは、情報を短い間だけ頭に置き、その情報を使って考える働きです。
長文では、「トムが本を探している」と覚えながら、次の文を読みます。
新しい人物が出たら、誰が何をしているかも整理し直します。
ADHDのある子どもの読解を調べた研究では、前に読んだ情報を覚えながら次の内容を考える作業が、文章の理解と関係することが報告されています。
参考資料 : https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6301149/
だからこそ、全部を頭で覚え続けるのではなく、「Tom→本を探す」のように紙へ残す方法が考えられます。
ただし、短いメモの効果そのものが、この研究で証明されたわけではありません。
注意がそれると文章のつながりを見失うことがある
長文を読んでいる途中で、数秒だけ別のことを考えることがあります。
その間も目だけが次の行へ進むと、「どこからわからなくなったのか」が見つけにくくなります。
読みに困難のある小学4〜5年生を対象にした研究でも、注意を持続する働きと読解との関係が調べられています。
そこで、「もっと集中しよう」と考えるだけではなく、わからなくなったら戻れる印を本文に残します。
人物に丸、接続語に四角をつけておけば、印のある場所から確認できます。
ADHDがあれば全員が英語長文を苦手とするわけではない
ADHDのある人の読解について34件の研究をまとめた報告では、全体として読解の難しさが見られる一方、どのような課題で読解力を測るかによって結果が異なることも報告されています。
参考資料 : https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34961391/
ADHDがあることと、英語長文が読めないことは同じではありません。
自分の場合はどうなのか、短い日本語の文章と英語の文章を一つずつ読んで比べてみましょう。
英語だけで止まるなら、単語や文法を確認すると読みやすくなるかもしれません。
日本語でも前の内容が抜けるなら、短いメモや印を使う方法を試す価値があります。
睡眠不足や周りの音でも読みやすさは変わるため、一回の結果だけで決める必要はありません。
一文ずつ読めるのに、なぜ長文になると内容がつながらなくなる?

文章全体を理解するには、heやsheが誰なのか、前後の文がどのようにつながっているのかを確認します。
次の英文に、実際に印をつけるつもりで読んでみましょう。
Tom and Ken went to the library after school. Tom wanted a book about animals, but he could not find it. Ken asked Ms. Green for help because she worked there. She found the book on a high shelf. However, Tom did not borrow it because he had left his library card at home.
日本語では、次の内容です。
トムとケンは放課後、図書館へ行きました。
トムは動物についての本が欲しかったのですが、それを見つけられませんでした。
ケンはグリーン先生に助けを求めました。
彼女はそこで働いていたからです。
彼女は高い棚でその本を見つけました。
しかし、トムは図書館カードを家に置いてきたため、その本を借りませんでした。
英文は一文ずつなら中学校で読む範囲の表現が中心です。
それでも、人物が増え、he、she、itの指すものが変わり、最後には「見つかったのに借りなかった」という展開になります。
「He」が誰なのかわからなくなると、その先もつながりにくくなる
二文目のheは直前のTom、itはa book about animalsを指します。
三文目のsheはMs. Greenです。
ここでheをKenだと思うと、「本を探している人」が途中で入れ替わります。
その誤解を持ったまま次へ進むため、後の文も合わなくなります。
代名詞は短い一語ですが、前に出た人や物をもう一度示しています。
わからなくなったら、最初から読み直す前に、he=?、it=?と本文の上に書いてみましょう。
答えになる人や物が見つかったら、線でつなぎます。
but・because・howeverを見落とすと話の流れが変わってしまう
Tom wanted a book …, but he could not find it.では、butより前は「本が欲しかった」、後ろは「見つけられなかった」です。
butを見落とすと、希望どおり本を手に入れたような印象が残るかもしれません。
その後、グリーン先生が本を見つけます。
ところがHoweverで再び流れが変わり、トムは借りません。
最後のbecauseが、その理由はカードを忘れたことだと示します。
接続語を日本語一語へ置き換えるだけでなく、「ここで前の予想を変える」「ここは理由」として使うと、文章の骨組みが見えます。
知らない単語一つで止まり続けると前の内容が抜けやすくなる
たとえばshelfがわからなくても、She found the book on a high shelf.から「高い何かのところで本を見つけた」と、だいたいの意味を考えられます。
そこで長く止まり、何度も単語だけを考えている間に、「誰が何の本を探していたか」が抜けることがあります。
ただし、知らない単語をいつも飛ばせばよいわけではありません。
設問にも出ている単語、何度も出てくる単語、その意味がわからないと行動をつかめない単語は調べます。
今すぐ必要でなければ、単語の上に?をつけ、次の文まで進んでみましょう。
長文を読む前に「全部理解しよう」としなくていい

読み始める前から、全文を一度で完璧に訳そうとしなくて大丈夫です。
最初にタイトルを見て「何の話か」を考えます。
設問がある場合は、何を探しながら読めばよいかも確認します。
最初にタイトルや設問を見て何について読むのかをつかむ
タイトルがA Visit to the Libraryなら、「図書館で起きたこと」と予想できます。
設問がWhy couldn’t Tom borrow the book?なら、探す情報は「借りられなかった理由」です。
本文の全単語を同じように記憶しなくても、Tom、borrow、理由を示すbecauseの近くに注意を向けられます。
ただし、設問を先に読むと混乱する人もいます。
その場合は、タイトルだけを見て本文を読み始めましょう。
または、設問のWho、What、Whyなどに丸をつけるだけでもかまいません。
わからない単語があってもすぐに読むのを止めない
知らない語を見つけたら、まず次の文まで読んで、三つに分けます。
- 話の中心に必要な語:意味を確認する
- 前後からだいたいわかる語:仮の意味で進む
- 今の設問に関係しない語:?だけつけて進む
先ほどのshelfなら、「本が見つかった場所」までわかれば、トムが借りられなかった理由を答えるためには詳しい意味がなくても進めます。
反対にborrowが設問にも出ているなら、意味を確認した方がよいでしょう。
「知っているか」だけでなく、「今、意味を調べないと困るか」で決めます。
一文を完璧に日本語へ訳してから進もうとしない
Tom wanted a book about animalsを、「トムは、動物について書かれた一冊の本を欲していました」ときれいな日本語に整える必要はありません。
「Tom/ほしい/動物の本」で次へ進めます。
丁寧な和訳が必要な問題では、あとから該当部分に戻って語順や表現を確認します。
最初に話の流れを追う読み方と、答えを書くために正確に訳す作業を分けると、一文の表現を整えている間に前の文を忘れる負担を減らせます。
前の内容を頭だけに残さず「短い言葉」で残そう

前の内容が抜けやすいときは、全文を日本語に訳してノートへ書く必要はありません。
次の文を読むために必要な情報だけを、本文の余白へ残します。
忘れたときに話へ戻るための目印にするのです。
一文ずつではなく意味のまとまりで区切る
次の文を、意味のまとまりごとにスラッシュで区切ります。
Tom wanted a book about animals, / but he could not find it.
Tom wanted a book about animalsで「トムが望んだこと」、butで流れの変更、he could not find itで「できなかったこと」です。
一語ずつ日本語にせず、まとまりごとに動物の本ほしい/でも/見つからないと捉えます。
区切りを増やしすぎると、かえって細切れになります。
主語の直後や前置詞ごとに機械的に線を入れるのではなく、「誰がどうした」「でもどうなった」のように、意味が一つになっている部分を目安にします。
「誰が・どうした」だけを余白に残す
先ほどの図書館の英文なら、メモは次の程度で十分です。
Tom → 図書館へ 動物の本を探す 本なし Ms. Green → 発見 でも借りない 理由:カード忘れ
残したのは、中心人物、目的、結果、予想が変わった点、理由です。
after schoolやhighは、今回の話の流れをつなぐためにはなくても困りません。
設問が「いつ行ったか」「どこに本があったか」なら、そのとき本文へ戻って確認できます。
一文ごとにメモを書く必要はありません。
人物が変わったとき、予想と違う結果になったとき、理由が出てきたときだけ書きます。
一つのメモは、日本語で2〜6語ほどにします。
書くことが大変なら、Tom→本?、Green→発見のように、矢印と記号だけでもかまいません。
段落を読んだら一言で「何の話だった?」を確認する
段落の終わりで本文を隠し、「この段落は何の話?」と自分に聞きます。
答えは一文でなくてもよく、図書館の例なら「本は見つかったが借りられない」です。
何も思い出せなければ、段落全体を最初から読む前に、自分のメモと印をつけた接続語を見ます。
それでもわからなければ、最後に意味がわかった文から読み直します。
「本は見つかったが借りられない」のように、何がどうなったかを一言で言えれば十分です。
「誰の話?」がわからなくなったら代名詞だけ戻って確認しよう

代名詞で迷ったときは、全文を最初から読み直すのではなく、その代名詞の前にある人物や物へ戻ります。
戻る範囲を限定すると、理解できている部分まで何度もやり直さずに済みます。
he・she・it・theyが何を指しているか線でつなぐ
次の文では、線で結ぶ相手を探します。
Emi showed Lisa a picture of her dog. She took it in the park.
この二文だけでは、SheがEmiかLisaかは文脈によって曖昧です。
一方、itは通常a pictureを指すと考えられます。
このように、代名詞の相手が必ず一つに決まるとは限りません。
前後に手がかりがなければ、「自分が読めない」のではなく英文だけでは決めにくい場合もあります。
テストの英文では、多くの場合、前後の行動や説明から候補を絞れます。
he/sheなら人物、itなら単数の物、theyなら複数の人や物を前から探し、線で結ぶか、上に小さく名前を書いてみましょう。
最初から全部読み直さず、わからなくなった場所まで戻る
However, Tom did not borrow itでitが不明になったら、最初の文ではなく、直前のShe found the bookまで戻ります。
it=the bookが確認できれば、その場所から再開できます。
「意味がわからない」と感じた場所と、つながりが実際に切れた場所は同じとは限りません。
三文目で混乱に気づいても、原因は二文目のheかもしれません。
直前の代名詞や接続語を一つずつたどると、修理する場所を見つけやすくなります。
戻る場所を決めると何度も最初から読み直さずに済む
戻る場所を決めておくと迷いにくくなります。
わからなくなったら、まずその文の代名詞や接続語を確認します。
それでもつながらなければ一つ前の文へ戻り、必要な場合だけ人物が登場した文や段落の最初まで戻ります。
最初から段落全体を読み直すのではなく、わからなくなった場所から少しずつ戻って確認してみましょう。
この方法は速く読むためだけのものではありません。
「どこまではわかっていたか」を消さないための方法です。
本文の横に小さな区切り線を入れ、理解できた地点を残しておくのもよいでしょう。
この方法は速く読むためだけのものではありません。
「どこまではわかっていたか」を消さないための方法です。
本文の横に小さな区切り線を入れ、理解できた地点を残しておくのもよいでしょう。
文と文のつながりは「目印になる言葉」を探そう

接続語は、話の流れを教える目印です。
見つけたら四角で囲み、「反対の話」「理由」「結果」「順番」のどれかを考えます。
but・howeverは「ここから話が変わる」の目印
Mika practiced the piano every day, but she was still nervous before the concert. However, she smiled when she saw her friends in the audience.
ミカは毎日練習しました。
butの後では、それでもコンサート前は緊張していたと流れが変わります。
次のHoweverでは、友達を見て笑顔になったと、もう一度変化します。
メモは練習→でも緊張→しかし友達で笑顔で十分です。
butやhoweverへ四角をつけるだけでなく、その前後の変化を短い矢印にすると、話の向きが目で確認できます。
because・soは理由と結果をつなぐ目印
Yuki took an umbrella because the sky was dark. It started to rain, so she used it on her way home.
becauseの前は「傘を持った」という行動、後ろは「空が暗かった」という理由です。
soの前は「雨が降り始めた」という原因、後ろは「傘を使った」という結果です。
because=なぜなら、so=だからと覚えるだけでなく、余白に暗い空→傘を持つ、雨→傘を使うと書いてみましょう。
「なぜそうしたのか」「その結果どうなったのか」が目でわかります。
理由と結果が出てくる順番は英文によって変わるため、文の意味も確認します。
first・then・finallyは出来事の順番を追う目印
First, Leo washed the tomatoes. Then, he cut them with his father. Finally, they put the tomatoes in a bowl.
he=Leo、them=the tomatoes、they=Leo and his fatherです。
順番の語と代名詞が一緒に出るため、①洗う→②切る→③ボウルと番号だけ残すと、誰が何をしたかを保ちやすくなります。
順番を問う問題では役立ちますが、すべての段落にこの印があるわけではありません。
目印がないときは動詞の時制や出来事の内容を見て、自分で①②を補う方法があります。
長文問題では「読む」と「答える」を一度にしない

本文を読みながら答えまで考えると、「本文の内容」「設問」「選択肢」を同時に覚えなければなりません。
読む作業と答える作業を分けましょう。
本文を読んだ後で設問を確認し、答えが書かれている場所へ戻ります。
設問で何を聞かれているのかを確認する
次の英文と設問を見てみましょう。
Sara planned to play tennis with Nina on Saturday. However, it rained all morning. Nina called Sara and suggested visiting the science museum. Sara agreed because she wanted to see the new space exhibit. They met at the station at one in the afternoon.
Question: Why did Sara agree to visit the science museum?
先にWhyへ丸をつけると、求めるのは場所でも待ち合わせ時刻でもなく「理由」だとわかります。
本文ではbecauseが理由の目印です。
答えの根拠になりそうな場所へ戻る
根拠はSara agreed because she wanted to see the new space exhibit.です。
したがって答えは、たとえば次のように書けます。
Because she wanted to see the new space exhibit.
本文の横に同意←宇宙展示見たいと残していれば、その場所へ直接戻れます。
設問のagreeと本文のagreedのように形が少し変わることもあるので、全く同じ単語だけでなく、同じ意味の部分を探します。
「なんとなく覚えている内容」だけで答えを選ばない
この本文には「雨」「テニス」「科学博物館」「宇宙展示」「午後1時」が出てきます。
記憶だけで答えると、「雨だったから」と選びたくなるかもしれません。
雨は予定が変わったきっかけですが、サラが博物館へ行くことに賛成した理由として本文が直接述べているのは「新しい宇宙展示を見たかったから」です。
答えを選んだら、本文の一文へ指を戻します。
「この言葉があるから、この答え」と言えるか確かめましょう。
答えのもとになる言葉が見つからなければ、選択肢の印象だけで選んだのかもしれません。
覚えている内容だけで答えず、本文を見ながら答えてよいのです。
英語長文は「全部を頭に入れる読み方」から変えてみよう

英語長文では、内容をすべて覚える必要はありません。
大切なのは、わからなくなったときに必要な場所へ戻れるようにすることです。
ここまでいろいろな読み方を紹介しましたが、全部を一度に使う必要はありません。
最初に紹介した「人物に丸」「接続語に四角」「段落に一言メモ」の中から、自分が困っていることに合うものを一つ選んでみましょう。
- 誰の話かわからなくなりやすいなら「人物に丸」
- 話の流れを見失いやすいなら「接続語に四角」
- 前に読んだ内容が抜けやすいなら「段落に一言メモ」
が目印になります。
途中でわからなくなったときは、長文の最初まで戻るのではなく、つながりが切れたところまで戻って確認します。
問題に答えるときも、全部を覚えておこうとせず、本文へ戻って答えの根拠を探せば大丈夫です。
今日の練習では、教科書や問題集から5〜8文ほどの英文を一つ選びます。
「人物に丸」「接続語に四角」「段落に一つだけメモ」の中から一つだけ行ってください。
次の英文では別の方法を試し、自分がいちばん戻りやすかった方法を残しましょう。
「速く読めたか」だけで方法のよしあしを決める必要はありません。
最初から読み直す回数が減ったか、heが誰かわかったか、答えの場所へ戻れたかを見ます。
一つでもやりやすくなったら、その方法を次の長文でも使ってみましょう。
まとめ
英語の長文を読んでも頭に残らないと感じるときは、英文を一文ずつ訳せているかだけでなく、前に読んだ内容と次の文をつなげられているかを確認してみましょう。
ADHDのある中学生の場合、前に読んだ情報を覚えながら次の文を読むことや、長い文章の中から必要な情報を選ぶことに負担を感じる場合があります。
そんなときは、全文を頭の中だけで覚えておこうとする必要はありません。
「人物に丸」「接続語に四角」「段落に一言メモ」の中から、自分が困っていることに合うものを一つ試してみましょう。
誰の話かわからなくなるなら人物に丸、話の流れを見失うなら接続語に四角、前に読んだ内容が抜けるなら段落に一言メモ、というように選べます。
途中でわからなくなったときも、最初から全部読み直すのではなく、つながりが切れたところまで戻れば大丈夫です。
「長文を全部覚えながら読む」のではなく、必要な情報を本文に残しながら読むことから始めてみてください。
発達障害・グレーゾーン専門の
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