発達障害のある中学生が「授業がわからない」と感じるときの対処法|理解できない原因と勉強の進め方

発達障害のある中学生が「授業がわからない」と感じるときの対処法|理解できない原因と勉強の進め方
公開日:
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「授業中に先生の話を聞いていたのに、気づいたらまったくわからなくなっていた」という経験はありませんか。
黒板を見ても、ノートを見ても、何が書いてあるのかピンとこない。
そんな状態が続くと、「自分はダメなのかな」と思ってしまうかもしれません。
でも、それは「ダメ」なのではなく、脳の情報処理の仕方が人と少し違うだけです。

この記事では、「授業がわからない」という状態がなぜ起きるのかを具体的に説明し、その場で使える対処法を場面ごとに紹介します。

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目次

なぜ「授業がわからない」と感じるようになるのか

なぜ「授業がわからない」と感じるようになるのか

最初はわかっていたのに途中からわからなくなる

授業の最初のうちはわかっていた。
でも10分、15分と経つうちに、突然「あれ、今何の話をしているんだろう」という状態になる。

これは発達障害のある人に特によく起きる現象です。

理由は主に2つあります。

1つは「集中が維持しにくい」こと。
ADHDの特性がある場合、授業の途中で注意がそれることがあります。
窓の外の音、隣の人が動いた気配、自分の頭の中の別の考え。
そういったものに意識が向いた瞬間、先生の説明の「つながり」が切れてしまいます。

もう1つは「処理に時間がかかる」こと。
ASDの特性がある場合、1つの情報をじっくり理解しようとする傾向があります。
先生が「では次に」と進んでいても、自分の頭はまだ前の内容を処理しています。
そのズレが積み重なると、気づいたころには授業の流れから完全に離れてしまいます。

「最初はわかっていた」という経験があるなら、これはあなたの理解力の問題ではありません。
脳の処理のリズムと授業のペースが合っていないだけです。

一度わからなくなるとそのまま授業が進んでしまう

「あれ?」と感じた瞬間にもう授業は次の説明へ進んでいます。
数学なら「この式の意味はなんだろう」と考えているうちに、先生は次の計算手順の説明を始めています。
英語なら「この単語の意味は何だっけ」と止まっているうちに、先生はもう別の文の説明をしています。

学校の授業は基本的に止まりません。
先生は全員に向けて話しているので、一人のために止まることはほぼありません。
だから「わからなくなった瞬間」に何か手を打たないと、その後の説明はすべて「意味のわからない音」になってしまいます。

この状態を「聞き流す」「なんとなく板書を写す」でやり過ごしているとしたら、それは今すぐやめたほうがいいでしょう。
やり過ごすほど、次の授業でのわからなさが増えていくからです。

わからないまま次の単元に進んでしまう

中学校の授業は「前の単元がわかっている」ことを前提に進みます。
数学で「方程式」がわからないまま「不等式」に進めば、当然わかりません。
英語で「be動詞」があいまいなまま「現在進行形」に進んでも、土台がないので理解できません。

問題は「わからなかった単元のこと、先生もクラス全体も忘れていく」ことです。
授業はどんどん先に進みます。
気づいたときには「どこからわからなくなったのか」もわからない、という状態になっています。
この状態のことを「学習の穴ができた」という言い方をすることがあります。

この「穴」は放置すると広がる一方です。
でも、今からでも必ず埋められます。
どこから穴が始まったかさえわかれば、そこに戻ってやり直せます。

「穴のある場所」を見つける方法として一番簡単なのは、今やっている単元の教科書をパラパラとめくることです。
最初のページから読んでいって「あ、ここからわからなくなる」と感じるページが必ずあります。
それが穴の始まりです。
「中1の内容まで戻らないといけないのか」と思うかもしれませんが、それで大丈夫です。
穴を埋めてしまえば、その後の学習スピードが格段に上がります。

授業中に「わからない」と感じる具体的な場面

授業中に「わからない」と感じる具体的な場面

先生の説明を聞いても理解できないとき

先生が「この三角形の面積は、底辺かける高さ割る2です」と言いました。
聞こえた。 でも「なぜそうなるの?」「高さってどこのこと?」という疑問が浮かんで、次の説明に頭がついていきません。

こういうとき、やることは次の3つです。

  • 疑問が浮かんだら、ノートの余白に「?」と書いておく(例:「高さってどこ?」)
  • 先生の説明の「途中で止まらない」。理解しようとするより、まず聞き切る
  • 板書だけは全部写す(意味がわからなくても写す。あとで見返す材料になります)

「なぜ?」の疑問はとても大事ですが、授業中に全部解決しようとすると次の説明を聞き逃します。
「?」を書き留めることで、疑問を「あとで考えるリスト」に保存できます。

途中の説明が抜けて流れがわからなくなるとき

先生が話している最中、一瞬意識がそれました。
気づいたら「なのでこの答えはAになります」というところでした。
「なので」の前に何があったのか、まったくわかりません。

こういうとき、やることは次の3つです。

  • ノートに「★ここ飛んだ」と書いておく(その場で自分がわかっていないことを記録する)
  • 「次の説明」をとにかく聞く(飛んだところを頭の中で取り戻そうとしない)
  • 授業が終わったら、「★」のついたところを友達か先生に確認する

「飛んだところを取り戻しながら続きも聞く」という2つのことを同時にやるのは、誰にとっても難しいです。
まず「続きを聞く」を優先して、飛んだところはあとで補うと決めてしまうと楽になります。

よくある間違いとして「飛んだ瞬間にすぐ取り戻そうとすること」があります。
「ちょっと待って、さっきのところを思い出さないと」と考えているあいだに、さらに先の説明が3つ飛んでしまいます。
飛んだところは「★」に任せて、今聞こえている説明に集中することのほうが最終的に損失が小さくなります。

ノートを書いているうちに内容がわからなくなるとき

板書を一生懸命書いていたら、書き終わったころには先生の説明が次のパートに移っていました。
何を書いたのかはわかる。でも「なぜそれが書いてあるのか」がわかりません。

こういうとき、やることは次の3つです。

  • ノートを「全部きれいに書こう」とするのをやめる
  • 板書に書いてあることのうち「先生が特に強調したこと」だけにしぼって書く(先生が2回言ったこと、声が大きくなったところ、下線を引いたところ)
  • 書けなかった部分は空欄にして、授業後に教科書やプリントで補う

ノートを完璧にしようとすると「書く作業」に集中しすぎて「理解する作業」がゼロになります。
ノートは「きれいに書くもの」ではなく「あとで見返せるメモ」だと考えを変えてみましょう。

発達障害の特性と「理解できない」問題の関係

発達障害の特性と「理解できない」問題の関係

聞きながら理解することが難しい

「話を聞く」と「理解する」は、多くの人は同時にできます。
しかし発達障害の特性がある場合、この2つが同時にうまくいかないことがあります。
聞くことに全力を使うと理解が追いつかず、理解しようとすると次の話が聞けなくなります。

これは「努力が足りない」わけではありません。
脳の処理経路の特性として起きていることです。

対応策は次の3つです。

  • 授業音声や先生の説明は「1回でわかろうとしない」と最初から決める
  • 板書・プリント・教科書など「目で見て理解できるもの」を授業後に使う
  • 先生に「あとでプリントをもらえますか」「板書の写真を撮っていいですか」と事前に確認しておく

「聞いて理解するのが難しい」なら、「目で見て理解する」方法に切り替えるだけでいいです。

一度に複数の情報を処理するのが苦手

授業中は「先生の話を聞く」「板書を見る」「ノートを書く」「内容を理解する」という4つのことが同時に求められます。
ワーキングメモリ(頭の中の一時的な作業スペース)の容量が少ない場合、このうちどれかが抜け落ちます。

よくあるパターンは次の3つです。

  • ノートを書いているあいだ、先生の声が「音」としか聞こえなくなる
  • 先生の説明に集中しているあいだ、板書を見られなくなる
  • 内容を考えているあいだ、次の板書を書き忘れる

対応策は次の3つです。

  • 「全部やろうとしない」。優先順位を決めておく(例:まず聞く→次に写す→理解はあとで)
  • 授業の前日に教科書の該当ページを読んでおく(予習することで「初めて聞く情報量」を減らせます)
  • 授業後に教科書を10分読む(授業中に受け取れなかった情報を補います)

前に習った内容がつながらない

「分数の割り算は、逆数をかければいい」と暗記しています。
でも「なぜ逆数をかけるのか」がつながっていないと、少し形が変わった問題では使えなくなります。

「なんとなくわかった」「なんとなく解けた」という状態で次に進むと、後でつながりが切れてしまいます。

対応策は次の3つです。

  • 問題が解けたとき「なぜこの方法を使うのか」を一言でいえるか確認する(「逆数にするのは、÷を×に変えるためだから」など)
  • 一言で言えなければ、教科書の説明に戻って「理由」を確認する
  • 「わかった」と「解けた」は別物だと意識する

「解けた」は「手順を覚えた」こと。 「わかった」は「なぜその手順なのかが説明できる」こと。
後で応用問題が出たときに役に立つのは「わかった」の方です。
テスト前に「あれ、こんな問題やったっけ」という状態にならないために、「解けた瞬間に理由を一言確認する」習慣をつけておきましょう。

わからないことをそのままにしてしまう

「あとで調べよう」と思っているうちに忘れます。
「先生に聞くのは恥ずかしい」と思って聞けないまま次の授業が来ます。
これは発達障害の有無にかかわらずよくあることですが、感情のコントロールが難しい場合や、「聞く」というアクションのハードルが高い場合、特に起きやすいです。

対応策は次の2つです。

  • 「あとで調べる」ではなく「授業が終わった5分以内に調べる」と決める
  • 先生への質問は「なんとなくわからない」ではなく「〇ページの△の部分が、なぜ〇〇になるのかがわかりません」という形にする(具体的にするほど聞きやすくなります)

授業中にできる具体的な対処法

授業中にできる具体的な対処法

わからなくなった時点でできる行動を決めておく

「わからなくなったらどうしよう」と授業中に考え始めると、さらにパニックになります。
だから「わからなくなったらこうする」という行動をあらかじめ1つ決めておきましょう。

おすすめの「1つの行動」は次のとおりです。

  • ノートに「?」と書いて、先生の板書だけ写し続ける

これだけでいいです。 「わからない」という状態を「?を書いた」という行動に変えると、パニックが和らぎます。 授業中に理解しようとするのをいったんあきらめることで、板書という「あとで使える材料」が残ります。

すべて理解しようとせずポイントだけ押さえる

1時間の授業のうち、「本当に大事な部分」は多くて3〜4か所です。
先生が強調する部分を見分けるポイントは次のとおりです。

  • 「ここが大事」「テストに出る」と言ったとき
  • 同じことを2回以上繰り返したとき
  • 声のトーンが変わったとき(ゆっくり話す、大きな声になるなど)
  • 板書に下線や丸などの記号がついたとき

その部分だけ確実に書き留めます。 それ以外は「だいたい写せればいい」くらいの気持ちでいいです。

わからなかった場所に印をつける

授業中に「ここわからなかった」という場所には、すぐ印をつけましょう。
おすすめの印は次のとおりです。

  • 「?」:意味がわからなかった場所
  • 「★」:説明が抜けた場所
  • 「→後」:あとで確認が必要な場所

印の意味を自分で決めておくと、授業後に「どこを復習すればいいか」がひと目でわかります。
印のついた場所が今日の「やること」リストになります。

授業後にすぐ確認する

授業が終わったあと、次の授業が始まるまでの5分間にやることは次のとおりです。

  • ノートの「?」「★」をざっと見直す
  • 教科書を開いて、「?」の場所と対応するページを確認する
  • 「ここがわからない」という場所を1つ決める

全部解決しようとしなくていいです。 「今日の授業で一番わからなかった場所を1つ特定する」だけでいいです。 これをするかしないかで、家での復習の効率が大きく変わります。

授業がわかるようになるための勉強の進め方

授業がわかるようになるための勉強の進め方

わからなくなったところまで戻ってやり直す

「今日の授業がわからない」原因が「先月の単元がわかっていなかった」ことの場合があります。
まず「どこからわからなくなったか」を特定する方法は次のとおりです。

  1. 今やっている単元の教科書を開く
  2. 「これは何の話か」が最初からわかるか確認する
  3. わからなくなった説明の「前のページ」をめくる
  4. そこでもわからなければ、さらに前のページへ

「わからなくなり始めたページ」が見つかったら、そこが出発点です。
そのページから読み直し、例題を1問解いてみましょう。

「先月の内容まで戻るの?」と思うかもしれませんが、穴のある土台の上に新しい知識を積んでも崩れるだけです。 1週間かけて穴を埋めれば、その後の理解が一気に速くなります。

教科書を使って流れを確認する

問題集やドリルを解く前に、まず教科書を読みましょう。
教科書を読む手順は次のとおりです。

  1. 単元の最初のページを開く
  2. 「なぜこれを学ぶのか」が書いてある導入部分を読む(1〜2段落)
  3. 例題と解説を声に出して読む(黙読より理解が深まります)
  4. 「まとめ」や「ポイント」の枠を読む

教科書は「覚えるもの」ではなく「理解するためのストーリーブック」です。
物語を読むように最初から読むと、「なぜそうなるか」の流れが見えてきます。

授業でわからなかった部分は、教科書のどのページに書いてあるか索引や目次で調べましょう。
そのページを読むと「授業で言っていたのはこれのことか」と気づくことがあります。

問題を解きながら理解する

「読んだだけではわかった気がしない」という人には、問題を解きながら確認する方法が合っています。

やり方は次のとおりです。

  1. 教科書の例題を見ながら、同じ問題を自分で解いてみる(答えを見ないで)
  2. 解けたら、次の「練習問題」を1問だけ解く
  3. 解けなかったら、例題の解き方のどのステップで詰まったかを確認する

「全部の練習問題を解こう」としなくていいです。
1日1問、確実に「なぜこの答えになるのか」が言える問題を増やすことのほうが大事です。

「解けた」「解けなかった」ではなく「なぜそうなるかが言えるか」を基準にしましょう。

毎日少しずつ復習する

「週末に一気にやる」よりも「毎日10分やる」ほうが記憶に残りやすいです。
これは脳の仕組みとして証明されていることで、「分散学習」と呼ばれています。

毎日10分の復習でやることは次のとおりです。

  • 今日の授業でノートに「?」をつけた場所を1つ教科書で確認する
  • 昨日解いた問題と同じタイプの問題を1問解く
  • 解けたら「なぜそうなるのか」を1行で書いてみる

10分を毎日続けることは、週末に2時間勉強することより効果が高くなります。 「
今日は授業がなかった教科でも10分やる」と決めておくと、穴が広がりません。

「どの教科から始めればいいかわからない」という場合は、「今一番授業がわからない教科」から始めましょう。
わからない状態が一番つらい教科を先に埋めると、学校に行くこと自体が少し楽になります。
10分でできることは小さいですが、毎日続けると1か月で約300分、つまり5時間分になります。
週末に一気に勉強した場合と比べて、脳への定着率はずっと高くなるでしょう。

それでもわからないときの対処法

それでもわからないときの対処法

先生や友達に具体的に質問する

「わかりません」「教えてください」だけでは、相手も「何から教えればいいかわからない」状態になります。
具体的に聞くほど、相手も答えやすくなります。

質問の作り方は次のとおりです。

  • 「教科書の〇ページの△番の問題で、②のステップがなぜそうなるのかがわかりません」
  • 「先生が授業中に『底辺×高さ÷2』と言っていたのですが、なぜ÷2をするのかが理由ごとわかりません」

この形にするために、次の3ステップを踏みましょう。

  1. 教科書やノートを開いて「どこで詰まっているか」を確認する
  2. 「どこまでわかるか」を確認する(例:「三角形の面積の公式は覚えている。でも使い方がわからない」)
  3. 「どこからわからないか」を1文で書く

この3ステップを踏むだけで、質問の内容が劇的に具体的になります。

「先生を呼び止めて話しかける」こと自体が、緊張してできないという場合もあります。
そのときは、口で話さなくても大丈夫です。
質問をノートや付箋に書いて先生に渡すだけでも伝わります。
「口頭で説明できなくても、書いたものを渡す」という手段を最初から選択肢に入れておくと、質問へのハードルが一気に下がります。

どこがわからないかを整理してから聞く

「わからない」を整理するための方法は次のとおりです。

  1. ノートを開いて「?」「★」のついた場所をリストアップする(3つまで)
  2. その中から「一番先に解決しないと他が理解できない」ものを1つ選ぶ
  3. その1つについて「自分はどこまでわかっているか」を書き出す

例としては次のような形になります。

  • 「一次方程式の解き方は、移項するということはわかる」
  • 「でも、マイナスの項を移項するとプラスになる理由がわからない」
  • 「だから、-xが出てくる問題で詰まる」

これを先生や友達に見せるだけで、「どこから教えればいいか」が伝わります。
「どこがわからないかわからない」という状態は、この整理をするだけで解消されることが少なくありません。

一人で抱え込まず助けを使う

「わからないことを聞くのは恥ずかしい」「迷惑をかけたくない」と思うかもしれません。
でも先生の仕事は「わからない生徒に教えること」です。
質問することは迷惑ではなく、先生が最も助けを求められている仕事の1つです。

助けを使うタイミングの目安は次のとおりです。

  • 同じ場所を教科書で読み直したのに2回以上わからなかったとき
  • 問題を解こうとして「どこから始めればいいかわからない」状態が続いているとき
  • 「先週と先々週の授業内容がどちらもわからない」という状態が続いているとき

学校の先生以外に相談できる場所は次のとおりです。

  • 担任の先生(授業外の時間に相談できます)
  • 教科担当の先生(放課後や休み時間に質問できます)
  • スクールカウンセラー(勉強の悩みも相談できます)
  • 支援学級の先生(在籍していなくても相談できる学校もあります)

一人で解決しようとする必要はありません。 助けを求めることは、問題を早く解決するための「正しい手段」です。

授業がわからないときのチェックリスト

授業がわからないときのチェックリスト

授業中・授業後・家での復習の場面ごとに使える行動リストをまとめました。
「今日の自分」に当てはまる場面のリストを使ってみましょう。

授業中のチェックリスト

  • 「わからなくなったらノートに?を書く」とあらかじめ決めた
  • 板書だけは全部写した(意味がわからなくても写した)
  • 先生が「ここ大事」と言った部分に印をつけた
  • わからなくなった場所に「★」「?」をつけた
  • 「全部理解しよう」とするのをあきらめた(授業中は「材料を集める時間」と割り切った)

授業直後(5分以内)のチェックリスト

  • ノートの「?」「★」を見直した
  • 「今日一番わからなかった場所」を1つ特定した
  • 教科書の何ページに書いてあるかを確認した

家での復習チェックリスト

  • 「?」「★」のついた場所の教科書のページを開いた
  • 例題の解き方を声に出して読んだ
  • 例題と同じタイプの問題を1問だけ解いた
  • 「なぜそうなるのか」を一言でいえるか確認した
  • 「わからなくなり始めた単元」まで戻って教科書を読んだ

質問するときのチェックリスト

  • 「何ページの・何番の問題の・どのステップがわからないか」を書いた
  • 「どこまでわかっているか」を確認した
  • 先生・友達・カウンセラーのうち誰に聞くかを決めた
  • 放課後・休み時間など「聞きに行く時間」を決めた
  • 直接話しかけるのが難しいときは「質問を書いたメモや付箋を渡す」と決めた

まとめ

「授業がわからない」と感じることは、あなたが「できない」からではありません。
脳の処理の仕方が人と少し違うからこそ、「聞いて理解する」「複数のことを同時にこなす」という授業の形式が合っていないことがあります。

この記事で紹介した対処法をまとめると次のとおりです。

  • 授業中は「?」「★」を書き留めることだけに集中する
  • 授業後の5分で「今日一番わからなかった場所を1つ特定する」
  • 家では教科書の例題を1問、「なぜそうなるか」が言えるまで確認する
  • わからない場所は「どこまでわかるか」を整理してから先生に聞く
  • 「わからなくなり始めた単元」まで戻ってやり直す

一度に全部やろうとしなくても大丈夫です。
今日できそうなことを1つだけ選んで試してみましょう。

「わからない」と感じることは、決して恥ずかしいことではありません。
「わからない」と気づいていること自体、すでに学習の第一歩です。
自分の「わからない」を記録し、整理し、1つずつ解消していきましょう。
その積み重ねが、授業がわかるようになる道につながります。

発達障害の特性は、工夫次第で学習の邪魔にならなくなります。
この記事に書いた方法は、その工夫の具体例です。
自分に合うものが1つでも見つかれば、今日から少しだけ授業が変わりますよ。

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