【中学生】テストの解き直しは何をすればいい?次のテストで点数を上げる復習法
定期テストが返ってきたとき、点数を確認して終わり。
そんな中学生はとても多くいます。
あるいは、間違えた問題をもう一度解いて「できた、これで大丈夫」と思って終わる。
どちらも、テスト結果を十分に活かせていない状態です。
テストの解き直しは、間違えた問題をもう一度解くことではありません。
なぜ間違えたのかを振り返り、次の定期テストで同じミスを防ぐことが目的です。
この視点の違いは、成績に大きく影響します。
成績が上がる生徒は、点数を見るだけで終わらず、定期テストの結果を次の中間テスト・期末テストに活かしています。
「この問題をなぜ間違えたのか」を確認して、同じミスをくり返さないための対策を立てているのです。
この記事では、成績につながる解き直しの具体的なやり方を解説します。
テスト後に何をすればいいかがわかれば、同じ勉強時間でも確実に次のテストの点数に反映されます。
北海道で家庭教師をお探しなら、ソウガクにお任せください!
北海道の中・高・大学の受験対策や、在校中の学校のテスト対策ならお任せください。
北海道で長年家庭教師業を営んでいるソウガクには、地域の教育事情・受験ノウハウが蓄積されています。
目次
テストの解き直しは「もう一度解くこと」ではない

テストの解き直しで最も大切なことは、「なぜ間違えたのか」を把握することです。
もう一度解くことはその手段にすぎません。
解き直しの目的は間違えた原因を見つけること
テストで間違えた問題には、それぞれ異なる原因があります。
知識が足りなかったのか、解き方はわかっていたのに計算でミスしたのか、そもそも問題文をよく読んでいなかったのか。
原因によって、次にやるべき対策は変わります。
たとえば、理科のテストで植物の分類に関する問題を間違えたとします。
「アサガオは合弁花類、サクラは離弁花類」という知識が混乱していて、逆に答えてしまったケースは、知識の整理が不十分なことが原因です。
一方、「答えを2つ書かなければならないのに1つしか書かなかった」なら、問題文の読み方に原因があります。
どちらも「間違えた」という結果は同じですが、原因はまったく違います。
原因が違えば、対策も違います。
知識の混乱なら、合弁花類と離弁花類の特徴と具体的な植物名をセットで整理し直すことが必要です。
問題文の読み方なら、「数を問われているときは下線を引く」といった読解の習慣を身につけることが必要です。
もう一度同じ問題を解くだけでは、この「原因の特定」と「対策の実行」ができません。
そのため、ただ解き直すだけでは成績につながりにくいのです。
もう一度解くだけでは成績につながりにくい理由
「間違えた問題を解き直して、今度は正解した」という経験をしたことがある人は多いと思います。
しかし、次のテストで似た問題が出たときに、また間違えてしまった。
そんな経験があるかもしれませんね。
この現象が起きる理由は、「解き直しの直後は答えを覚えている」からです。
テスト直後に解き直すと、問題を解いた記憶が新鮮なうちに正解できます。
しかし、それは「答えを覚えていた」だけであって、「理解して解けた」とは限りません。
数週間後に似た形の問題が出ると、答えを覚えていた記憶は薄れています。
理解していなければ、そこで手が止まってしまいます。
解き直しの目的が「もう一度解いて正解すること」になってしまうと、この落とし穴にはまります。
「なぜこの答えになるのか」を理解することが、次のテストに活きる解き直しの本質です。
次のテストで同じミスを防ぐための作業と考える
解き直しを「次のテストで同じミスを防ぐための作業」と考えると、何をすべきかがはっきりします。
同じミスを防ぐためには、まずミスの原因を知る必要があります。
次に、その原因に対する対策を実行する必要があります。
そして、対策が身についているかどうかを確認する必要があります。
この3ステップを意識することが、成績につながる解き直しの考え方です。
「もう一度解く」という作業は、あくまでも「原因を確認するための手段」です。
目的と手段を取り違えないようにすることが、解き直しを成績に変えるための出発点です。
テストの結果から分かる3種類のミス

テストで間違えた問題は、原因によって3つの種類に分けられます。
どの種類かによって、次にやるべきことが変わります。
知識不足で解けなかった問題
テスト範囲の内容を、そもそも知らなかったか、覚えていなかったために解けなかった問題です。
「この用語の意味を覚えていなかった」「この公式を知らなかった」というケースが当てはまります。
この種類の問題に対する対策は、「インプットをやり直すこと」です。
教科書や授業ノートに戻って、その内容を改めて確認します。
解き直しで「正解を確認しただけ」で終わらせず、「なぜその答えになるのか」という背景まで理解することが重要です。
たとえば、歴史で「享保の改革を行った人物は誰か」という問題を間違えた場合、「徳川吉宗」という名前を覚え直すだけでなく、「享保の改革でどんなことが行われたのか」「その前後にはどういう流れがあったのか」という文脈まで確認することで、次に似た問題が出ても対応できます。
「名前だけ覚えた」という状態と「背景も含めて理解した」という状態では、テストで問い方が少し変わっただけで大きな差が出ます。
知識不足で落とした問題は、「その問題の答え」だけでなく「その周辺の知識」まで確認するという習慣が、テストでの取りこぼしを減らす確実な方法です。
解き方は分かっていたのに間違えた問題
「やり方はわかっていたはずなのに、本番では間違えた」という問題です。
数学の計算で符号を間違えた、英語の並び替えで語順を間違えた、などのケースが当てはまります。
この種類のミスには、2つのパターンがあります。
1つは、「なんとなくわかっていただけで、実は完全には理解していなかった」パターンです。
もう1つは、「理解はしていたが、本番のプレッシャーや焦りで手が滑った」パターンです。
前者の場合は、解き方の仕組みをもう一度確認することが必要です。
後者の場合は、同じ種類の問題を繰り返し練習することで、プレッシャー下でも正確に解ける状態を作ることが対策になります。
解き直しのときに「自分がどちらのパターンか」を考えることが、次への改善につながります。
「なんとなくわかっていた」パターンに多いのが、数学の文字式や方程式で「なぜこの手順を使うのか」を説明できない状態です。
手順は覚えていても、理由がわかっていないと、少し問題が変わっただけで対応できなくなります。
解き直しのときに「この手順はなぜ必要か」を自分の言葉で言えるかどうか確認することで、「なんとなくわかっていた」から「本当にわかっている」に変えることができます。
ケアレスミスで落とした問題
「わかっていたのに、不注意で間違えた」問題です。
単位を書き忘れた、漢字を1文字書き間違えた、選択肢を読み違えた、というケースが当てはまります。
ケアレスミスは、「注意が足りなかっただけだから次は大丈夫」と思って流してしまいがちです。
しかし、ケアレスミスにも原因があります。
「問題文を最後まで読まない癖がある」
「計算の途中式を書かないから確認できない」
「見直しをしていない」
これらは癖や習慣の問題であり、意識的に変えなければ次のテストでも同じミスをくり返します。
ケアレスミスの解き直しで重要なのは、「どういう場面でよくミスをするか」を自分で把握することです。
「時間が足りなくなったときに見直しをやめる癖がある」とわかれば、次のテストでは「最後の5分は見直しに使う」というルールを設けるという具体的な対策が立てられます。
成績が上がる人の解き直しのやり方

成績が上がる中学生の解き直しは、「なぜ間違えたかを特定して、次に活かす」という流れで進んでいます。
間違えた問題だけを優先して解き直す
テストが返ってきたら、最初にやることは全問を解き直すことではありません。
×印がついた問題だけを取り出して、そこだけに集中します。
正解できた問題はすでに「できた問題」です。 直後に解き直す優先度は低いです。
一方、間違えた問題は「できていない問題」であり、そこに時間を使うことが次のテストへの直接的な対策になります。
解き直す順番は、「配点が高い問題」または「自分が理解できそうな問題」から始めると効率的です。
配点が高い問題を正解できるようにすれば、次のテストへの点数の影響が大きくなります。
理解できそうな問題から始めることで、勉強の流れに乗りやすくなります。
「間違えた問題が多すぎて全部解き直せない」という場合は、無理に全部やろうとしなくて大丈夫です。
「今日は数学の間違い問題を3問だけ」と量を決めて取りかかることで、継続しやすくなります。
テストの解き直しは1日で完結させる必要はありません。
返却後から次のテストまでの期間を使って、少しずつ消化していくことが、定着させるためにも効果的です。
なぜ間違えたのかを一言で書き残す
間違えた問題の横か、問題を書き出したノートの余白に、「なぜ間違えたか」を一言で書き残しておきましょう。
「公式を覚えていなかった」
「問題文を読み間違えた」
「符号ミス」
「解き方の手順を忘れていた」
このくらいの短さで十分です。
なぜ書き残すかというと、次に見返したときに「どこが弱いか」が一目でわかるようにするためです。
何度も「符号ミス」と書かれていれば、計算の確認が自分の課題だとわかります。
「公式を覚えていなかった」が多ければ、暗記の定着が弱いとわかります。
書き残す作業は、自分の「ミスのパターン」を見える化することでもあります。
パターンがわかれば、次のテストの前に重点的に確認すべき箇所がはっきりします。
数日後にもう一度解いて定着を確認する
解き直しをした翌日や2〜3日後に、もう一度同じ問題を解いてみましょう。
「解き直した直後に解けた」のと「数日後にも解ける」のでは、定着の深さがまったく違います。
数日後に解いてみて正解できれば、その内容は定着しています。
もし数日後に解けなければ、まだ頭に残っていないということです。
そのときは、もう一度原因を確認して、また数日後に試すというサイクルを続けます。
このサイクルは面倒に思えるかもしれませんが、1問あたり5〜10分あれば十分です。
毎日全部をやり直す必要はありません。
「今日は数学の間違い問題を2問だけ」というペースで続けることが、無理なく定着させる方法です。
解き直しノートは必要?作るべき人と作らなくてもよい人

解き直しノートを作るかどうかは、「自分が見返せる状態になっているかどうか」で判断します。
きれいに作ることに時間をかけすぎるなら、作らなくてもかまいません。
ノート作りが目的になると効果が薄れる
「解き直しノートを作る」こと自体に時間と労力をかけすぎると、本来の目的がぼやけてしまいます。
色ペンを使って丁寧に清書したり、レイアウトにこだわったりすることに1時間かけても、それは解き直しの本質ではありません。
解き直しの目的は「間違えた原因を把握して、次のテストで活かすこと」です。
きれいなノートを作ることではありません。
きれいなノートを作って満足してしまい、見返さないまま次のテストを迎えているケースは実際によくあります。
「ノートを作った」という達成感が、「見返して活かす」という本来の目的を置き去りにしてしまうのです。
自分が見返せる形ならルーズリーフやコピーでもよい
解き直しの記録をどんな形で残すかは、自分が実際に見返せるかどうかが基準です。
ルーズリーフに間違えた問題をコピーして貼り付けるだけでもかまいません。
テスト用紙をそのまま保管して、余白に「なぜ間違えたか」を書き込むだけでもかまいません。
大切なのは「形」ではなく、「次のテストの前に見返せる状態になっているか」です。
実際のところ、テストのコピーや折りたたんだルーズリーフを教科ごとのクリアファイルに入れておくだけでも、「テスト前の確認」として十分に機能します。
見た目にこだわらず、「すぐに見返せる状態にしておく」ことを優先しましょう。
大切なのはノートの見た目より復習の継続
どんな形で記録しても、見返さなければ意味がありません。
逆に言えば、見返して活かしているなら、どんな形でもよいのです。
テスト前日や前々日に、「前回間違えた問題だけ確認する」という使い方ができているかどうかが、解き直し記録を残す本当の意味です。
「解き直しノートを作ったこと」ではなく「解き直しノートを使ったこと」が成績につながります。
テストの解き直しでやってはいけないこと

やってしまいがちだけれど、成績に結びつかない解き直しのパターンを3つ紹介します。
解答を写して終わる
返却されたテストを見て、赤ペンで正しい答えを書き込んで「解き直し完了」とするのは、解き直しではありません。
「答えを知った」というだけで、「なぜその答えになるのか」は何もわかっていないからです。
答えを写すことに意味がないとは言いませんが、写した直後に「なぜこの答えになるのか」を確認しなければ、次のテストには活かせません。
テスト前日に赤ペンで書いた答えを眺めても、「正しい答えが何かを知っている」という状態にしかなりません。
「自分でも解ける」という状態には、もう一歩手順が必要です。
特に気をつけてほしいのが、数学や理科の計算問題です。
答えを写すだけでは、「どういう手順で解くか」が身につきません。
解説を読んで手順を理解した後、今度は解説を見ずに自力で解いてみる。
このひと手間が、次のテストで「解けた」という結果につながります。
全問題を最初から解き直す
テストの問題を最初から全部もう一度解こうとすると、時間も労力もかかりすぎてどこかで止まってしまいます。
また、正解できた問題を解き直すことは、限られた時間の中では優先度が低い作業です。
正解できた問題は、テストの時点で「できた」ということが証明されています。
同じ問題を直後に繰り返しても、大きな学習効果は得にくいです。 一方、間違えた問題は、まだ「できていない」ことが明確です。
時間を有効に使うなら、間違えた問題だけに絞ることが鉄則です。
テストを返却されたまま放置する
テストが返ってきたとき、「また後で見よう」と思ってそのままにしてしまう。
これが最も成績につながらないパターンです。
テスト返却後の記憶が新鮮なうちが、解き直しの最も効果的なタイミングです。
「あの問題はこうすれば解けたのに」「ここで迷ったんだ」という記憶があるうちに振り返ることで、原因の特定がしやすくなります。
時間が経てば経つほど、「なぜ間違えたのか」という記憶は薄れていきます。
テストが返ってきたその日か、遅くとも翌日のうちに解き直しに取りかかることが、成績に活かすための鉄則です。
また、放置してしまうもうひとつの理由として、「点数が悪くて見たくない」という気持ちがあることもあるかもしれません。
その気持ちは自然なことですが、点数が悪かったテストほど、解き直しで得られるものが多くあります。
間違えた問題が多いということは、それだけ「次のテストで取り返せる問題が多い」とも言えます。
テストの点数は過去のものですが、解き直しは未来のテストへの投資です。
次のテストで点数を上げるために今日からできること

解き直しで大切なのは、「全部完璧にやること」ではなく「1つでも次に活かすこと」です。
一番もったいなかったミスを見つける
返却されたテストを見て、「これは取れたはずなのに……」と思う問題を1問だけ選んでください。
配点が高いのに凡ミスで落とした問題、理解していたのに本番で解けなかった問題。
そういう「もったいなかった問題」が最優先の解き直し対象です。
全問解き直そうとすると、どこかで止まります。
「1問だけ徹底的に振り返る」なら、今日の30分でできます。
1問の原因を特定して対策を立てる経験を積むことが、解き直しの習慣を作る最初のステップです。
間違えた問題と似た問題を解いてみる
原因を特定したあと、教科書やワークから似た問題を1〜2問だけ探して解いてみましょう。
これが「解き直しを次のテストに活かす」ための最も直接的な練習です。
「解き直し→似た問題で確認」というセットを意識することで、「テストで間違えた→覚え直した→次のテストで解けた」という流れができます。
似た問題が手元にない場合は、教科書の練習問題や章末問題の中から探してみましょう。
「どこで躓いたか」がわかっている状態で解く練習問題は、ただ順番に解くより何倍も効果があります。
次のテストまでに直すことを1つ決める
解き直しで見えてきた「自分のミスのパターン」をもとに、次のテストまでに直すことを1つだけ決めましょう。
「計算の途中式を必ず書く」
「問題文の数字に下線を引いてから解く」
「選択肢を選んだあと問題文に戻って確認する」
このくらい具体的に決めることが重要です。
「ケアレスミスを減らす」という目標では、具体的に何をすればいいかがわかりません。
「次のテストで計算問題を解いたあとは、必ず逆算して確認する」という行動レベルまで落とし込むことで、次のテストで実際に実行できます。
1つに絞る理由は、複数のことを同時に直そうとすると、本番で何も意識できなくなるからです。
1つのことだけを確実に直すほうが、長い目で見て成績への影響が大きくなります。
まとめ
テストで差がつくのは、問題を解いているときだけではありません。
テストが返ってきたあとに何をするかで、次のテストの点数が大きく変わります。
この記事の内容を振り返ると、成績につながる解き直しのポイントは次の3つです。
「なぜ間違えたか」を特定すること
「同じミスを次のテストでしない対策を立てること」
「数日後にもう一度解いて定着を確認すること」
この流れが解き直しの本質です。
解答を写して終わること、テストを放置すること、全問を最初からやり直そうとすること。
これらは時間を使っているのに成績につながりにくいパターンです。
今日から始めるなら、「一番もったいなかったミスを1問だけ選んで、なぜ間違えたかを一言メモに書く」だけで十分です。
その1問を丁寧に振り返ることが、解き直しを習慣にするための確実な最初の一歩になります。
「解き直しをしている」という事実だけでなく、「解き直しを次のテストに活かしている」という状態を目指してください。
その積み重ねが、じわじわと着実に成績を押し上げていきますよ。
北海道で家庭教師をお探しなら、ソウガクにお任せください!
北海道の中・高・大学の受験対策や、在校中の学校のテスト対策ならお任せください。
北海道で長年家庭教師業を営んでいるソウガクには、地域の教育事情・受験ノウハウが蓄積されています。


