【中学生】定期テスト直前でも点は上がる|やるべきことを3つに絞る勉強法
「テストまであと3日しかない。どこから手をつければいいかわからない。」
そういう状況で、教科書を広げたまま固まってしまった経験はありませんか。
焦りながら「全部やらなきゃ」と思って、あれもこれも手を出して、結局どれも中途半端になってしまった。
そういう失敗をしたことがある人は、とても多くいます。
テスト直前に「全部やろうとする」のは、実は最も点数が下がりやすいやり方です。
時間が足りない状況で手を広げれば広げるほど、1つひとつの定着が薄くなって、本番で何も出てこないという結果になります。
「全部やったのに点が取れなかった」という経験がある人は、まさにこのパターンです。
問題は勉強量ではなく、何をやったかです。
ここでは、直前でも点を上げるために「やることを3つだけに絞る」方法を紹介します。
3つ以外のことは、テストが終わるまで一切やらなくていいです。
読み終わったら、今日からすぐに実行してください。
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目次
定期テスト直前でも点が上がる理由

時間がないからこそ「やることを絞る」と効果が出る
テスト直前で時間がないとき、多くの中学生は「やることを増やそう」とします。
苦手な単元を全部復習しようとしたり、新しい問題集を買ってきたり、全教科を均等にやろうとしたりします。
しかし、時間がない状況でやることを増やすと、1つひとつにかけられる時間が削られて、何も定着しないまま本番を迎えることになります。
逆に「やることを3つだけに絞る」と、限られた時間をその3つに集中させることができます。
集中した分だけ定着します。 定着した分だけ本番で点数が出ます。
「絞る」という判断が、時間のない直前期に最も効果的な戦略です。
「全部やろうとする人」が点を落とす原因
「全部やろうとして間に合わない」失敗のパターンは、ほぼ決まっています。
まず、やることが多すぎて最初の一歩が遅れます。 次に、途中で別の教科が気になって切り替えてしまいます。
最終的に、すべての教科が「なんとなくやった」状態でテスト本番を迎えます。
「なんとなくやった」知識は、本番で問われたときに出てきません。
点数につながるのは「完全にやった」部分だけです。
「なんとなくやった」部分は、ほぼカウントできません。
だから「全部やろうとする人」ほど、努力が点数に反映されにくいのです。
たとえば、5教科を1時間ずつ勉強した場合と、2教科を2.5時間ずつ集中した場合を比べてみましょう。
合計の勉強時間は同じ5時間でも、集中した2教科の定着量は圧倒的に多くなります。
「広く浅くやった5教科」より「深くやった2教科」のほうが、トータルの得点は上がることが多くなります。
直前期は「広さ」より「深さ」を選ぶことが、正しい判断です。
直前期は「新しい勉強」より「やり直し」が優先
直前期に最も時間対効果が高い行動は、「すでに一度やった問題をやり直すこと」です。
新しい問題集を始めるより、ワークで間違えた問題をもう一度解く方が、確実に点数につながります。
理由はシンプルです。
新しい問題を解くためには、まず内容を理解することから始める必要があります。
一方、一度やった問題は「なぜ間違えたか」を確認するだけでいいので、同じ時間で何倍もの定着が得られます。
直前期の目標は「新しいことを学ぶ」ではなく「知っていることを確実に出せる状態にする」ことです。
この視点の切り替えが、直前期の点数を大きく変えます。
具体的に言うと、直前3日間で新しい問題集を1冊やり切ることはほぼ不可能です。
しかし、ワークで間違えた問題を20〜30問やり直すことは、十分に可能です。
その問題を解けるようになれば、同じ単元からの出題に対応できる力がつきます。
「新しいことに手を出してゼロになる」より「やり直しで確実に積み上げる」を選びましょう。
やるべきこと① 間違えた問題だけをやり直す

ワークは全部やらなくていい理由
テスト直前にワークを最初から全部やり直そうとする中学生は多くいます。
しかし、正解できる問題を何度も解くことに、直前期はほぼ意味がありません。
正解できた問題は、すでに「できる問題」です。
その問題にかけた時間は、点数にほとんど上乗せされません。
直前の限られた時間に「できる問題」をやり続けることは、時間のムダです。
一方、間違えた問題は「まだ点数になっていない問題」です。
それが解けるようになれば、直接点数が上がります。
だから直前期は、間違えた問題だけにターゲットを絞ります。
なぜ間違い直しだけで点が上がるのか
間違い直しが点数に直結する理由は、間違えた問題がテストに再び出やすいからです。
ワークで一度間違えた問題は、同じ単元の「理解が浅い部分」です。
テストは、その「理解が浅い部分」をちょうど狙って出題されることが多くあります。
つまり、間違えた問題を克服することは、「テストで狙われやすい弱点」を潰すことと同じです。
直前に間違い直しをやり切ることで、弱点をひとつひとつ得点源に変えられます。
時間がないときの効率的なやり直し手順
間違い直しは、次の手順で行うと最も効率的です。
まず、ワークの×印がついた問題だけにフセンを貼るか、ページを折って目印をつけます。
次に、答えを見ずに自力でもう一度解きます。
解けたら、そのフセンをはがして完了です。
解けなかった問題は、解説を読んで「なぜそうなるのか」を声に出して確認します。
確認したあと、もう一度答えを見ずに解きます。
このサイクルを、1問あたり5〜10分で回します。 時間をかけすぎないことが重要です。
ただし、「スピード優先」の考え方は教科によって使い分けが必要です。
社会・理科の用語や、英単語のような純粋な暗記問題は「解き方を素早く思い出せる状態」で十分です。
一方、数学や理科の計算問題、英語の文法問題は、解き方の丸暗記では対応できないことがあります。
数字や条件が少し変わるだけで解けなくなってしまうからです。
これらの教科では「なぜそうなるのか」を短くでも確認することを省かないようにしましょう。
直前期の間違い直しは、スピードと理解のバランスが重要です。
やるべきこと② 暗記は「出やすいポイント」に絞る

全部覚えようとすると失敗する理由
暗記科目で「教科書を最初から全部覚えようとする」と、必ず時間が足りなくなります。
教科書には、テストに出る確率が高いものと、ほとんど出ないものが混在しています。
全部を均等に覚えようとすると、出にくい部分に時間を割いて、出やすい部分が手薄になります。
直前期の暗記の目標は「出るところだけ確実に覚える」です。
広く薄く覚えるより、出やすいところを深く覚えるほうが、確実に点数が上がります。
出やすいポイントの見つけ方
テストに出やすいポイントを見つける方法は、3つあります。
教科書の太字になっている用語
太字になっている用語は、その単元で最も重要だと教科書が判断している言葉です。
太字の用語と、その意味・説明をセットで覚えることを最優先にします。
たとえば歴史なら「享保の改革」という用語だけでなく、「誰が」「何をした改革か」「結果はどうなったか」まで押さえておきます。
ワークで繰り返し出ている問題
ワークで同じような形の問題が複数のページに出ている場合、その内容はほぼ確実にテストに出ます。
たとえば英語で「現在完了形の文を完成させる問題」が3問以上あれば、現在完了形は重点的に出題される単元です。
繰り返し出ている問題の形を確認して、その解き方を中心に覚えましょう。
先生が授業中に強調した内容
「ここは大事」「テストに出る」と先生が言った部分は、そのままテストに出る確率が非常に高いです。
授業ノートを開いて、赤線や「重要」などのメモがある部分を確認します。
ノートにメモがない場合は、その単元を先生が何度も説明したかどうかを思い出してみましょう。
短時間で覚えるためのやり方
暗記を短時間で定着させるためのやり方を、具体的に紹介します。
まず、覚えたいポイントを紙に書き出します。
次に、紙を見ながら声に出して読みます。 1回読んだあと、紙を裏返して同じ内容を声に出して言えるか確認します。
言えたら次のポイントへ進みます。
言えなかったら、もう一度表を確認してから、また裏返して確認します。
このサイクルを1ポイントあたり2〜3分で回します。
「書いて・読んで・隠して・言う」の4ステップを守ることで、ただ眺めるより何倍も定着します。
テスト前日の夜は、このやり方で覚えたポイントをもう一度声に出して確認するだけにします。
やるべきこと③ 解ける問題を確実にする

「解けるはずの問題」で点を落とす原因
テスト後に「これ解けたはずなのに……」と悔しい思いをした経験はありませんか。
「解けるはず」の問題を落とすのは、大きく2つの原因があります。
1つ目は、ケアレスミスです。 計算の符号を間違える、漢字を1文字書き間違える、単位を書き忘れるなど、「わかっていたのにミスする」パターンです。
2つ目は、練習では解けていたのに本番で思い出せなくなるパターンです。
これは「なんとなく解けていた」状態で止まっていた問題が、本番のプレッシャーで出てこなくなる現象です。
「なんとなく解けた」と「確実に解ける」は別物です。
この2つで落としている点数は、実は見えにくいまま積み上がっています。
50点の中学生が「解けるはずの問題」を全部取れれば、65〜70点になるケースは珍しくありません。
ケアレスミスと「なんとなく解けた」をなくすだけで、点数は確実に動きます。
ケアレスミスを減らす具体的なチェック方法
ケアレスミスは、「見直しの習慣」だけで大幅に減らせます。
ただし、「なんとなく見直す」では意味がありません。
チェックする項目を決めて、機械的に確認する習慣をつけることが重要です。
直前期に練習しておきたいチェック方法は、次の通りです。
計算問題は、解き終わったあとに逆算して答えが合うか確認します。
たとえば「x=3」が答えなら、元の式にx=3を代入して成立するか確認します。
これだけで、計算ミスの多くを発見できます。
記述問題は、「問いに答えているか」を確認します。
「〜を答えなさい」と聞かれているのに、「〜の理由」を書いてしまうミスは非常に多くあります。
解き終わったあとに問題文を再度読んで、「問いと答えがずれていないか」を確認します。
単位・符号・句読点の確認は、1問ごとに行います。
「m(メートル)のところをcm(センチメートル)で書いた」「マイナスをつけ忘れた」というミスは、1問ごとに確認する習慣があれば防げます。
得点を安定させる直前の確認方法
テスト直前(当日の朝や休み時間)にやる確認は、「新しいことを覚えようとしない」ことが鉄則です。
直前に新しい内容を詰め込もうとすると、すでに覚えていた内容と混ざって混乱することがあります。
直前の確認でやることは、「すでに覚えたことを声に出して確認すること」だけです。
暗記したポイントを紙に書き出して、声に出して読む。
間違えた問題で「なぜ間違えたか」をメモしておいたものを読み返す。
これだけで十分です。
「覚えたことを出力する練習」を直前に行うことで、本番でも自信を持って答えを引き出せる状態になります。
直前にやってはいけない勉強法

新しい問題集に手を出す
テスト直前に「今のワークじゃ足りないかも」と思って、新しい問題集を買ってしまうケースがあります。
これは直前期の最もやってはいけない行動のひとつです。
新しい問題集を始めると、「まず内容を理解する」ところから時間が必要です。
直前に使える時間は限られています。
新しい問題集を1ページ進めるより、ワークの間違い問題を1問やり直すほうが、確実に点数につながります。
直前期は「手元にあるワーク」だけを使います。
新しい問題集はテスト後に始めましょう。
とりあえず長時間勉強する
「テスト前だから5時間勉強した」という事実は、点数に直結しません。
集中できていない時間をいくら積み重ねても、定着する量は限られているからです。
集中力が続く時間には個人差がありますが、一般的に45〜60分が限界といわれています。
それ以上続けると、ページを見ているだけで頭には何も入っていない状態になります。
直前期の勉強は「45分やって10分休む」のサイクルを守ります。
休憩中はスマホを見てもいいですが、10分で切り上げます。
「長くやること」より「集中している時間を確保すること」が、点数に直結します。
もし「全然集中できていないな」と気づいたときは、いったん席を立って軽く体を動かしましょう。
立ったまま暗記ポイントを声に出して確認するだけでも、頭が切り替わって集中が戻ります。
だらだらと机に座り続けることが、時間と体力の最大のムダです。
全教科を均等にやろうとする
「全教科まんべんなく勉強しなきゃ」という気持ちはわかりますが、直前期に全教科を均等に時間をかけると、どの教科も中途半端になります。
直前期の正しい配分は、「点数が上がりやすい教科に時間を多く使う」です。
点数が上がりやすい教科とは、「もう少し覚えれば確実に点が取れる単元がある教科」です。
たとえば、英語の単語を20個覚えれば確実に5点上がると見込める場合、その20個の暗記を最優先にします。
一方で、苦手分野が多くて「どこから手をつけても難しい」教科は、直前期に無理に時間をかけても効果が出にくいです。
そういう教科は「解ける問題だけ確実に取る」に切り替えて、時間を最小限にとどめましょう。
全教科均等ではなく、「今週のテストで最も点数を伸ばせる教科」に時間を集中させましょう。
「苦手科目を全部克服する」は直前期の目標ではありません。
直前期の目標は「今週のテストで最大の点数を取ること」だけです。
直前3日間のおすすめ勉強スケジュール

3日前:優先順位を決めながら解き直しを始める
3日前にまずやることは、「何をやるかを決めること」です。
ここで優先順位をきちんと決めておかないと、2日前・前日に迷いが生まれて時間をムダにします。
まず、テストで出る教科のワークを全部出して並べます。
次に、各教科のワークをざっと見て、×印がついた問題のページ数を数えます。
×が多い教科ほど、やり直しに時間がかかります。
そのうえで、次の3つを紙に書きます。
①どの教科の間違い直しを最初にやるか(×が多い順でいい)
②どの教科の暗記ポイントを覚えるか(太字・繰り返し問題・先生の強調)
③どの教科で「解けるはず」の問題が多いか(ケアレスミスが多い教科)
優先順位が決まったら、3日前のうちから最優先の教科の間違い直しを始めます。
「整理だけして終わり」にする必要はありません。
整理に30〜40分、残りの時間で解き直しをスタートするのが理想的な3日前の使い方です。
全部終わらなくていいです。
「最優先の教科の×問題」を半分でも終わらせておくと、2日前の負担が大きく減ります。
2日前:やり直しと暗記に集中する
2日前は、最も勉強に集中できる日です。
3日前に始めた間違い直しを仕上げながら、暗記ポイントも押さえていきます。
午前〜午後の前半は、間違い直しをやります。
3日前に終わらなかった×問題を中心に、優先順位が高い教科から順番に解き直します。
1問に5〜10分以上かけない。 解けなければ解説を確認して、次へ進みます。
2日前の目標は「×問題の解き直しをほぼ終わらせること」です。
前日はあくまで「軽い確認」にとどめるので、本格的な解き直しは2日前で完了させましょう。
2日前の段階でまだ手がついていない×問題が多く残っている場合は、夜の時間を使って最低限の教科だけでも終わらせます。
午後の後半〜夜は、暗記ポイントの確認をやります。
「書いて・読んで・隠して・言う」の4ステップで、優先順位の高い暗記ポイントを回します。
1回で完璧に覚えようとしない。 「2日前に1周・前日に確認」という流れで定着させます。
夜の最後の15分は、翌日(前日)にやることを紙に書き出して終わりにします。
「前日に確認する暗記ポイント」を書いておくと、前日の動きがスムーズになります。
前日:軽い確認だけにする
テスト前日は、新しいことを覚えようとしないことが鉄則です。
前日に詰め込もうとすると、すでに覚えていた内容が混乱することがあります。
前日にやることは、2日前に覚えた暗記ポイントの確認と、間違い直しした問題の最終チェックだけです。
「覚えたことが出てくるか」を確認するだけで十分です。
具体的には、次の流れで進めます。
まず、暗記ポイントを書いた紙を見て、声に出して読みます。
次に、その紙を裏返して、声に出して言えるか確認します。 言えた部分は確認完了です。
言えなかった部分だけ、もう一度表を見て確認します。
間違い直しをした問題は、解説を読み返すだけにします。
もう一度自力で解こうとすると時間がかかりすぎます。
「なぜこの答えになるのか」を確認するだけで、前日は十分です。
勉強は夜21時までに終わらせて、残りの時間は体を休めることに使います。
睡眠不足は、本番で「わかっていたはずの答えが出てこない」という最悪の結果を招きます。
前日の夜は6〜8時間の睡眠を確保することが、最後の「得点を上げる行動」です。
まとめ
「テスト直前でも点は上がる」は本当のことです。
ただし、やみくもに勉強時間を増やしても点は上がりません。
「やることを3つに絞る」という判断が、直前期の点数を決めます。
この記事で紹介した3つは、どれも「今日からすぐできること」です。
特別な道具も、特別な才能も必要ありません。 ワークと、フセンと、紙とペンがあれば始められます。
今日からやることをもう一度確認します。
① 間違えた問題だけをやり直す
ワーク全部ではなく、×印の問題だけに絞ります。 1問あたり5〜10分で回して、数をこなします。
② 暗記は「出やすいポイント」に絞る
教科書の太字・ワークで繰り返し出た問題・先生が強調した内容の3つに絞ります。 「書いて・読んで・隠して・言う」で確実に覚えます。
③ 解ける問題を確実にする
ケアレスミスのチェック方法を今日から練習します。 逆算確認・問いと答えのズレ確認・単位と符号の確認を習慣にします。
やってはいけないことは、新しい問題集を始めること・長時間だらだら勉強すること・全教科を均等にやろうとすることです。
この3つをやめるだけでも、直前期の勉強の質が大きく変わります。
テストは今日から始まっています。
まず今日、ワークを出して×印の問題だけにフセンを貼るところから始めてください。 それが直前期の最初の一歩です。
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