内申点ってどうすれば上がるの?|授業・提出物・定期テストでできる対策を徹底解説

内申点ってどうすれば上がるの?|授業・提出物・定期テストでできる対策を徹底解説
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「内申点を上げたいけど、何をすればいいかわからない」
「テストで良い点を取っているのに成績が上がらない」

そんな悩みを持っている中学生は多いのではないでしょうか。

内申点は高校受験において非常に大切な要素です。
しかし、定期テストの点数だけでなく、授業態度や提出物、小テストなど、さまざまな要素が総合的に評価されて内申点が決まります。

この記事では、内申点の仕組みから具体的な上げ方まで、中学生が今日から実践できる方法を詳しく解説します。
授業の受け方、提出物の工夫、定期テスト対策、そして実技科目での点の取り方まで、すぐに使えるテクニックが満載です。

高校受験を控えた中学生はもちろん、まだ受験は先だと思っている中1・中2の人も、ぜひ最後まで読んで実践してみてくださいね。

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目次

そもそも内申点とは?仕組みをわかりやすく解説

そもそも内申点とは?仕組みをわかりやすく解説

内申点を上げるには、まず内申点がどのように決まるのかを正しく理解することが大切です。
ここでは内申点の基本的な仕組みについて説明します。

内申点は「通知表の5段階評価」から決まる

内申点とは、通知表に書かれている5段階評価(5・4・3・2・1)のことを指します。
各教科の評価を合計したものが内申点の合計となり、これが高校受験の際に使われます。

例えば、9教科すべてで「5」を取れば、内申点の合計は45点満点となります。
逆に「3」ばかりだと27点となり、この差が受験に大きく影響します。
都道府県によって内申点の計算方法は異なりますが、基本的には通知表の評定が内申点のベースになると考えるとよいでしょう。

中間・期末テストだけでは決まらない理由

多くの中学生が誤解しているのが「定期テストで良い点を取れば内申点も上がる」という考え方です。
確かに定期テストの点数は評価の大きな部分を占めますが、それだけでは「5」を取ることはできません。

学校の先生は、定期テストの点数に加えて、日々の授業態度、提出物の質と期限厳守、小テストの結果、ノートの取り方など、さまざまな観点から総合的に評価しています。
テストで90点以上を取っていても、提出物を出さなかったり授業中に寝ていたりすれば、評定は「4」や「3」になってしまいます。

授業態度・提出物・小テストの比重とは

一般的に、成績評価は「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」という3つの観点から行われます。
これらは定期テストだけでは評価されません。

具体的な比重は先生や学校によって異なりますが、多くの場合、定期テストが50〜70%程度、その他の要素(授業態度、提出物、小テストなど)が30〜50%程度と言われています。
つまり、定期テスト以外の部分で3〜5割も評価されるということです。

この部分を軽視すると、どんなにテストで頑張っても内申点は上がりません。

評価の内訳例(目安)

評価項目割合
定期テストの点数50〜70%
小テスト・確認テスト10〜15%
提出物(ワーク・レポートなど)15〜20%
授業態度・発言10〜15%

実際の割合は学校ごとに公表されていないことも多く、先生によっても違います。
ここで示しているのは、『テスト以外もこれくらい大事なんだ』というイメージをつかむための目安です。
この割合はあくまで目安ですが、定期テスト以外の要素がいかに大切かがわかるはずです。

内申点が高校受験の合否に与える影響

内申点は、高校受験において「当日の入試点と同じくらい、あるいはそれ以上に重要」と言われています。
都道府県によって制度は違いますが、多くの地域では内申点と当日の入試点を合計して合否を判定します。

例えば、ある県では内申点135点満点と当日の入試500点満点を合計した635点で合否を決めるといった具合です。この場合、内申点は全体の約2割を占めることになります。
また、推薦入試では内申点がさらに重視され、内申点だけで合否が決まることもあります。

つまり、どんなに入試本番で頑張っても、内申点が低ければ不利になるということです。
逆に、内申点が高ければ、入試当日に多少失敗しても合格できる可能性が高まります。
だからこそ、中1のうちから内申点を意識した学校生活を送ることが大切なのです。

教科ごとの評価ポイントの違い

内申点の評価方法は、教科によっても違いがあります。
それぞれの教科の特性に応じて、先生が重視するポイントが異なるのです。

主要5科目の評価ポイント

国語

  • 漢字テストや読解問題の正確さ
  • 授業中の音読や発表
  • 作文の提出と内容
  • 記述問題で自分の考えを論理的に書く力

数学

  • 計算の正確さと速さ
  • 応用問題への取り組み方
  • 途中式をしっかり書くこと
  • 間違えた問題のやり直し

英語

  • 単語テストや文法の理解度
  • 音読やリスニング
  • 英作文の力
  • 授業中に積極的に英語を話そうとする姿勢

理科

  • 実験レポートの質と提出
  • 観察や考察の記録
  • 授業中の発言や質問

社会

  • 調査レポートの提出
  • 資料の読み取り能力
  • 授業中の発言や意見

このように、教科ごとに評価のポイントが異なるため、それぞれの教科で先生が何を重視しているかを意識することが内申点アップの近道です。

内申点が上がらない原因は?中学生がつまずきやすいポイント

内申点が上がらない原因は?中学生がつまずきやすいポイント

内申点が思うように上がらない中学生には、共通するつまずきポイントがあります。
自分に当てはまるものがないかチェックしてみましょう。

提出物の遅れ・未提出

内申点が上がらない最大の原因の一つが、提出物の遅れや未提出です。
先生は提出物を「やる気」や「責任感」の表れとして見ています。
どんなにテストで良い点を取っていても、提出物を出さなければ「主体的に学習に取り組む態度」の評価が下がり、結果として内申点も下がります。

特に、ワークやプリントの未提出は致命的です。
1回の未提出で評定が1つ下がることもあります。
「忘れただけ」「後で出せばいい」という軽い気持ちでも、先生からすると「やる気がない」と判断されてしまうのです。

授業中のメモ不足・発言の少なさ

授業中にただ座っているだけ、先生の話を聞いているだけでは、内申点は上がりません。
先生は「誰が積極的に授業に参加しているか」を常に見ています。

ノートを取らない、メモをしない生徒は「授業を真面目に聞いていない」と判断されます。
また、発言が全くない生徒は「理解しているのか、興味があるのか」がわからないため、評価を上げにくいのです。

「間違えたら恥ずかしい」「目立ちたくない」という気持ちはわかりますが、内申点を上げたいなら、少しずつでも発言やメモを増やす必要があります。

「テストだけ頑張ればいい」という誤解

先ほども説明しましたが、定期テストで高得点を取ることは大切です。
しかし、それだけでは内申点は上がりません。
「テスト前だけ勉強すればいい」という考え方では、日々の授業態度や提出物がおろそかになり、結果的に内申点が伸び悩みます。

内申点は「日々の積み重ね」で決まるものです。
テスト勉強と同じくらい、普段の授業や提出物に力を入れることが必要です。

家庭学習の不足による理解不足

授業だけでは完全に理解できないことも多いものです。
家庭学習が不足していると、授業の内容が理解できず、小テストや授業中の発言もできなくなります。

また、理解が不十分なまま授業を受けていると、ノートもうまく取れず、提出物の質も下がります。
その結果、先生から「理解していない」「努力が足りない」と判断され、内申点が上がらないのです。

計画性が弱く、締め切りに間に合わない

提出物の期限や定期テストの日程を把握していない、計画的に勉強を進められないという中学生は多くいます。
「気づいたら明日が締め切り」「テスト前日なのに何も勉強していない」という状況では、良い結果は出ません。

計画性のなさは、学習面だけでなく、生活面全体の評価にも影響します。
内申点を上げるには、先を見通して計画的に行動する力が必要です。

授業で内申点を上げる方法|「見える努力」が大切

授業で内申点を上げる方法|「見える努力」が大切

授業での過ごし方を変えるだけで、内申点は大きく変わります。
大切なのは、先生に「この生徒は頑張っている」と思ってもらうこと。つまり、「見える努力」をすることです。

先生が見ているポイントとは?

先生は授業中、次のようなポイントを見ています。

  • ノートをきちんと取っているか
  • 発言や質問をしているか
  • 姿勢や表情(真剣に聞いているか)
  • 忘れ物をしていないか
  • 授業開始時に準備ができているか
  • グループ活動で協力しているか

これらは全て「関心・意欲・態度」「主体的に学習に取り組む態度」として評価されます。
テストの点数とは関係なく、日々の授業での姿勢が内申点に直結するのです。

先生から見た「良い生徒」の行動パターン

  1. 授業開始前に席に着き、教科書とノートを準備している
  2. 先生の話を聞きながらメモを取っている
  3. わからないことがあれば質問する
  4. 発言を求められたら積極的に答える
  5. グループ活動で仲間と協力している

こうした行動を意識するだけで、先生からの評価は確実に上がります。

授業中の発言を増やすコツ

「発言が大切なのはわかるけど、何を言えばいいかわからない」という人も多いでしょう。
発言を増やすコツは、完璧な答えを言おうとしないことです。

まずは、簡単なことから始めましょう。
例えば、先生が「この漢字読める人?」と聞いたときに手を挙げる、「どう思う?」と聞かれたときに「〜だと思います」と自分の考えを言う、これだけでも十分です。

また、質問をするのも良い方法です。
「ここがわからなかったのですが、もう一度教えてください」と言えば、先生は「ちゃんと考えている」と評価してくれます。
間違えることを恐れず、少しずつ発言を増やしていきましょう。

発言しやすいタイミング4選

  1. 先生が「わかる人?」と聞いたとき:基本的な質問なら積極的に手を挙げる
  2. グループで話し合っているとき:まずは少人数の中で意見を言う練習をする
  3. 前の時間の復習をしているとき:既に習った内容なので答えやすい
  4. 簡単な確認問題が出されたとき:自信のある問題で手を挙げる

こうしたタイミングを逃さず、手を挙げる習慣をつけましょう。

ノートの取り方の工夫(見やすさ・整理・色分け)

ノートは「後で見返したときにわかりやすいかどうか」が大切です。
先生がノートを回収してチェックすることもあるので、丁寧に書くことを心がけましょう。

評価が上がるノートの作り方

基本的な構成

  • 日付とページ番号を書く:後で復習しやすくなります
  • 見出しをつける:今日の授業のテーマがわかるようにします
  • 余白を残す:後で補足や疑問を書き込めるようにします

色分けのルール

  • 重要な部分:赤やオレンジで書く
  • 補足説明:青や緑で書く
  • 自分の疑問:黄色でマーカーを引く

図や表の活用

  • 特に理科や社会では、図を描くと理解が深まります
  • 定規を使って線を引くと、見た目が整います
  • イラストを加えると記憶に残りやすくなります

きれいに書くことよりも、「後で見返したときに理解できるか」を意識してください。
ノートは自分のための勉強道具ですが、同時に先生への提出物でもあります。
丁寧に書くことで、評価も上がります。

定期テストを意識した授業の受け方

内申点を上げるうえで、定期テストの点数はやはり大切です。
そして、定期テストで点を取るためには、「テスト前だけ頑張る」のではなく、普段の授業の受け方がとても重要になります。

定期テストを意識した授業の受け方のポイントは、次の三つです。

  • 「ここ大事だよ」と言われたところを必ずメモする
  • 教科書やワークの、どのページが大事なのかを書き残しておく
  • 先生がくり返し言う言葉に印をつける

先生は、テストに出すつもりのところは、何度もくり返したり、「ここは覚えておいてね」「テストに出るよ」などの合図を出しています。
そうした合図を聞きのがさず、ノートに印をつけておくことで、テスト前に「どこを勉強すればいいのか」がはっきりします。

また、授業中に出てきた自分の疑問も、そのままにせずメモしておきましょう。

  • 「ここは計算のやり方があやふや」
  • 「この英語の文の語順がよく分からない」
  • 「この漢字の意味があいまい」

といった疑問をノートのすみに書いておき、休み時間や放課後、先生や友だちに聞いて解決すると、そのまま定期テストの得点につながります。

ふだんの授業の受け方を少し変えるだけで、「どこをどれだけ勉強すればいいか」が分かりやすくなり、テスト前の勉強も楽になります。

小テスト対策で「取りこぼし」をなくす

授業の最初や最後に行われる小テスト(漢字テスト、単語テスト、計算テストなど)を軽く見ていませんか?
小テストは満点を取りやすいテストです。
しっかり準備すれば、誰でも高得点が取れます。

小テストの結果は内申点に直接影響します。
定期テストで90点を取っても、小テストで毎回低い点を取っていると、「基礎が身についていない」と判断されてしまいます。

小テストで満点を取る習慣づくり

前日の準備(所要時間:5〜10分)

  • 範囲を確認する
  • 重要な単語や漢字を書き出す
  • 声に出して読む
  • 間違えやすいポイントを確認する

当日の最終確認(所要時間:3分)

  • 朝、もう一度見直す
  • 友達と問題を出し合う

小テストで満点を取り続けることで、先生からの信頼も高まり、内申点アップにつながります。

提出物の期限厳守が評価に直結する理由

提出物を期限通りに出すことは、内申点を上げる上で最も基本的で重要なことです。
先生は「期限を守れる生徒」を「責任感がある」「計画的に学習できている」と高く評価します。

逆に、どんなに内容が良くても、期限に遅れたら評価は下がります。
1日遅れただけでも減点されることがあります。
期限を守ることは、社会に出てからも必要な力です。
今のうちから身につけましょう。

提出物の期限を守る3つのコツ

  1. 手帳やカレンダーに書き込む:視覚的に確認できるようにする
  2. 締め切りの2日前に完成させる:余裕を持った目標設定をする
  3. スマホのリマインダーを活用:前日と2日前に通知が来るように設定する

提出物の期限を守るだけで、内申点は確実に上がります。

提出物で内申点を上げる方法|誰でもすぐに実践できる

提出物で内申点を上げる方法|誰でもすぐに実践できる

提出物は、内申点を上げる上で最も確実で、誰にでもできる方法です。
ここでは、提出物で高評価を得るための具体的な方法を紹介します。

ワーク・プリントの「やり直し」が最重要

ワークやプリントを提出するとき、ただ答えを書いて終わりにしていませんか?
実は、間違えた問題をやり直しているかどうかが、評価を大きく左右します。

先生は「間違えた問題をどう復習したか」を見ています。
間違えた問題に印をつけ、正しい答えと解説を書き込むことで、「しっかり学習している」と評価されます。

やり直しの正しい手順

  1. 1回目:まず全ての問題を解く
  2. 印をつける:間違えた問題に×やチェックをつける
  3. 赤ペンで訂正:正しい答えを書く
  4. 解説を書く:なぜ間違えたのか、正しい考え方は何かを書く
  5. 2回目:後日もう一度解いてみる

このプロセスを見せることで、先生は「この生徒は本気で理解しようとしている」と判断し、高い評価をつけてくれます。

「ていねいさ」はどう評価されるか

提出物のていねいさは、評価に直結します。
字が汚くても構いませんが、「読めるように書く」「消しゴムで丁寧に消す」「欄からはみ出さない」といった基本的なことを守るだけで、印象が大きく変わります。

ていねいな提出物のチェックリスト

必須項目

  • □ 名前とクラス、提出日が書いてある
  • □ 問題文が読める程度に丁寧に書いてある
  • □ 間違えた問題をやり直している
  • □ ページが抜けていない、破れていない

加点ポイント

  • □ 定規を使って線を引いている
  • □ 色ペンで重要な部分を目立たせている
  • □ 余白に自分の考えや疑問を書いている
  • □ イラストや図を描いて理解を深めている

これらを意識するだけで、提出物の質は格段に上がります。

見本として使える提出物の例

どんな提出物が高評価を得られるのか、教科別に具体例を紹介します。

国語のワーク

  • 漢字の書き取り:とめ・はね・はらいに注意して丁寧に書く
  • 記述問題:指定された文字数ぴったりに書く
  • 間違えた漢字:3回ずつ練習する
  • 文章問題:本文の該当箇所に線を引いておく

数学のワーク

  • 途中式:全て書く(省略しない)
  • 図やグラフ:定規を使って描く
  • 間違えた問題:赤ペンでやり直し、考え方を書く
  • 応用問題:別の解き方も試してみる

英語のワーク

  • 単語:丁寧に書く(特に大文字・小文字に注意)
  • 英作文:文法をチェックしてから書く
  • 音読練習:実施した日付や回数を書き込む

理科・社会のワーク

  • 図や表:丁寧に描く
  • 重要語句:色ペンで目立たせる
  • 実験や資料の内容:自分の言葉でまとめる

こうした工夫をすることで、「やる気がある」「理解しようとしている」と先生に伝わります。

締め切り管理の方法(予定の立て方・スマホ管理など)

提出物の締め切りを守るには、計画的な管理が必要です。
次の方法を試してみてください。

方法1:手帳やカレンダーを使う

提出日を書き込み、毎日確認する習慣をつけましょう。
学校の予定表や連絡帳を活用するのも良い方法です。

方法2:スマホのリマインダーを活用する

スマホのカレンダーアプリやリマインダーアプリに提出日を登録し、前日や2日前に通知が来るように設定しましょう。

方法3:逆算して計画を立てる

締め切りから逆算して、「いつから取り組むか」「1日何ページやるか」を決めます。

計画の立て方(例)

  • 提出日:2週間後
  • ワークのページ数:20ページ
  • 1日の目標:2ページ
  • 完成予定日:12日後(2日前に完成)

方法4:友達と確認し合う

仲の良い友達と「提出物の確認をし合う」約束をするのも効果的です。
お互いにリマインドし合うことで、忘れを防げます。

よくある提出物のNG例

最後に、評価を下げてしまう提出物の例を紹介します。
これらに当てはまらないように注意しましょう。

NG行動先生の評価改善方法
答えだけ書いて、やり直しをしていない学習の過程が見えない間違えた問題は赤ペンでやり直す
字が汚くて読めない採点できないため減点ゆっくり丁寧に書く
ページが抜けている不注意と判断される提出前に確認する
期限に遅れるどんなに良くても減点2日前に完成させる
友達の答えを丸写しカンニングと同じ自分で考えて解く

提出物は、点数よりも「取り組み方」が評価されます。
丁寧に、誠実に取り組む姿勢を見せましょう。

実技科目で内申点を上げるには?合計点を底上げする裏ワザ

実技科目で内申点を上げるには?合計点を底上げする裏ワザ

実技科目は、5科目に比べて点数を上げやすい科目です。
ここでしっかり点を取ることで、内申点の合計を大きく伸ばすことができます。

音楽・美術・技術家庭・体育は「努力が見えやすい」

実技科目の特徴は、「努力が評価に直結しやすい」ことです。
5科目のように、もともとの学力や理解力が大きく影響することが少なく、練習や準備をすれば誰でも高評価を得られます。

例えば、音楽でリコーダーの練習を家でしっかりやる、美術で作品を丁寧に仕上げる、技術家庭で裁縫や調理の手順を確認する、体育でルールを覚えて積極的に動く、こうした努力はすべて先生に伝わります。
実技科目こそ、「やればできる」科目です。

評価で重視される視点(提出物・態度・技能)

実技科目の評価は、次の3つの視点から行われます。

1. 提出物(作品・レポートなど)

音楽のワークシート、美術の作品、技術家庭のレポートなど、提出物の質と期限厳守が評価されます。
特に美術や技術家庭では、作品の完成度や丁寧さが大きく影響します。

高評価を得るポイント

  • 期限を守る
  • 丁寧に仕上げる
  • 先生のアドバイスを取り入れる
  • 工夫した点を記録する

2. 授業態度(関心・意欲)

積極的に取り組んでいるか、準備物を忘れずに持ってきているか、授業中に真面目に活動しているかが評価されます。
実技科目は、やる気が見えやすい科目です。

評価が上がる行動

  • 準備物を忘れない
  • 積極的に練習・制作に取り組む
  • 先生の説明をメモする
  • わからないことは質問する

3. 技能(実技の上達度)

音楽の歌やリコーダー、体育の運動能力など、技能そのものも評価されます。
ただし、「最初からできる」ことよりも「練習して上達したか」が重視されることが多いです。

上達を示すポイント

  • 家で練習する
  • 授業中に何度も練習する
  • できなかったことができるようになる過程を見せる

この3つをバランスよく伸ばすことで、実技科目でも「5」を取ることができます。

得意・不得意に合わせた対策

実技科目には、得意・不得意がはっきり出やすいものです。
しかし、不得意だからといって諦める必要はありません。
それぞれの科目で、できることから始めましょう。

科目別の対策方法

音楽が苦手な場合

  • 歌やリコーダーが苦手でも、テストで点を取る
  • ワークシートを丁寧に仕上げる
  • 授業中に真剣に練習する姿勢を見せる
  • 楽譜の読み方や音楽史を勉強する

美術が苦手な場合

  • 絵が下手でも、丁寧に描く、色を工夫する
  • 作品の提出を必ず期限内に行う
  • 先生のアドバイスを聞いて改善する
  • 制作過程を記録する

技術家庭が苦手な場合

  • 実習の手順をしっかり確認する
  • レポートを丁寧に書く
  • 安全に注意して作業する
  • わからないことは質問する

体育が苦手な場合

  • 運動が苦手でも、ルールを覚えて積極的に動く
  • 準備運動や片付けを率先して行う
  • テストで競技のルールや知識を得点する
  • チームメイトと協力する

どの科目も、「完璧にできる」ことより「真面目に取り組む」ことが評価されます。

実技科目の点が受験で強みになる理由

実技科目は、高校受験において大きな強みになります。
なぜなら、実技科目の内申点は、5科目と同じように扱われるか、あるいは倍の重みで計算されることがあるからです。

実技科目が重要な3つの理由

1. 内申点の配点が大きい ある県では実技科目の評定を2倍にして計算します。つまり、実技科目で「5」を取れば、実質10点分の価値があります。これは非常に大きなアドバンテージです。

2. 「5」を取りやすい 実技科目は5科目に比べて「5」を取りやすいという特徴があります。定期テストの点数だけでなく、提出物や授業態度で評価されるため、努力次第で誰でも高評価を得られます。

3. ライバルとの差をつけられる 多くの中学生は実技科目を軽視しがちです。だからこそ、実技科目で高い評価を取ることで、ライバルとの差をつけることができます。

実技科目を軽視せず、しっかり取り組むことで、内申点の合計を大きく伸ばすことができます。

今日からできる!内申点を上げるためのアクションチェックリスト

今日からできる!内申点を上げるためのアクションチェックリスト

最後に、今日から実践できる内申点アップのためのチェックリストを紹介します。
自分ができていないことがあれば、今日から始めましょう。

授業編

  • □ 授業開始前に席に着き、教科書とノートを準備する
  • □ 先生の話を聞きながら、ノートを取る
  • □ 授業中に最低1回は発言する
  • □ わからないことがあれば、授業後に質問する
  • □ グループ活動では積極的に協力する
  • □ 姿勢を正して、真面目に授業を受ける
  • □ 忘れ物をしない

提出物編

  • □ 提出日をカレンダーや手帳に書き込む
  • □ 締め切りの2〜3日前には完成させる
  • □ ワークは丁寧に書き、やり直しをする
  • □ 名前、クラス、提出日を忘れずに書く
  • □ ページの抜けや破れがないか確認する
  • □ 期限内に必ず提出する
  • □ 提出前に内容を見直す

家庭学習編

  • □ 毎日決まった時間に勉強する
  • □ その日の授業内容を復習する
  • □ 明日の授業の予習をする
  • □ 小テストの範囲を前日に復習する
  • □ ワークを計画的に進める
  • □ わからない問題は印をつけて、後で質問する
  • □ スマホやゲームの時間を決めて、勉強時間を確保する

テスト勉強編

  • □ テストの2週間前から勉強を始める
  • □ 学校のワークを最低2回は解く
  • □ 間違えた問題をやり直す
  • □ 暗記科目は毎日少しずつ覚える
  • □ 応用問題にも取り組む
  • □ テスト範囲表を確認し、抜けがないようにする
  • □ 前日は早めに寝て、体調を整える

このチェックリストを印刷して、部屋に貼っておくのもおすすめです。
毎日少しずつ実践することで、内申点は確実に上がります。

まとめ

内申点は、高校受験において非常に重要な要素です。
そして、内申点は定期テストの点数だけでなく、授業態度、提出物、小テストなど、日々の学校生活全体から総合的に評価されます。

この記事で紹介した方法は、どれも今日から実践できることばかりです。
授業中に発言を増やす、提出物を期限内に出す、ノートを丁寧に取る、定期テストに向けて計画的に勉強する、実技科目にも真面目に取り組む。こうした小さな積み重ねが、内申点を大きく上げる力になります。

内申点を上げるのに、特別な才能や能力は必要ありません。
必要なのは、「やろう」という気持ちと、毎日コツコツ続ける努力です。
最初は大変に感じるかもしれませんが、習慣になれば自然とできるようになります。

高校受験は、中1の1学期から始まっています。
今日からできることを一つずつ実践して、志望校合格に向けて内申点を確実に上げていきましょう。
みなさんの努力は、必ず結果につながりますよ。

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